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アイドルや好きなものについて

少年ハリウッド聖地巡礼①「柴又編」

はじめに

アニメが終了してだいぶたった頃、遅ればせながら「少ハリ」を完走した。一言であらわせないぐらい、沢山の感情を生み出した作品だった。アニメを見て、ここまで心を動かされたのは久しい。

特に、アイドルユニット「少年ハリウッド」のリーダーである甘木生馬ことマッキーが、円陣の際にかける言葉「夢とキラキラさえあれば生きていける*1」という言葉が胸に残っている。アイドルの発言としては正解かもしれないが、賛否両論ある言葉だ。正直なところ、世の中そんなに甘くはない。今日日の若者でさえ、「夢とキラキラ」なんて口にしない。それでもこの言葉は視聴後も私の胸をゆさぶり続けた。

彼らを構成する「夢とキラキラ」をずっと見ていたい想いと、アイドルの「刹那的さ」を美徳として応援する想いとの二律背反な気持ちを抱えながら、少しでも彼らの足跡に触れたいと考え、今回聖地巡礼を計画したので、そのレポートを書きたいと思う。彼らの専用劇場「ハリウッド東京」が原宿にあるため、原宿周辺の聖地巡礼レポートは見つかるのだが、なかなか他の場所のレポートは見つからないので「ならば作ろう!」と思い立って実行した。少しでも彼らに近づけることができたら嬉しい。

なんて大層な前書きを入れてはみたが、結局とどのつまりは少ハリはサイコーーーー!で聖地巡礼サイコーーーー!!と言う事なのだ。

  

参考は第6話「雨の日の居場所」回(とその他)

劇場のある原宿の都会的な風景とはうってかわり、河川敷が特徴的な下町の風景がでてくる回。話が進むにつれ、甘木の住んでいる近くの土地であることがわかる。風景の中のスカイツリーの見える位置と、河川敷(歩行道路が二車線あるおおきめな河岸&高架橋/ここでだいぶ絞られた)、商店街の様相から、「江戸川付近の下町では?」と当たりをつけてグーグルマップでひたすら下調べをした結果、「柴又付近」であることを特定した。以下は実際に歩いて「ロケ地はここじゃないか?」と思った場所をまとめたので是非柴又行かれる際の参考になったら嬉しい。

【全体MAP】

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■河川敷付近

①河川敷

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高架橋(常磐線のもの)の位置とカーブの形が一致するのと、見えにくいが奥の建物の形が一致する。スカイツリーはどうしてもこの位置からは見えない為、付け足した物と推測。

②河川敷f:id:icgc:20151215044333p:plain

金町のほう(①)から柴又方面(②)へ江戸川沿いに歩いて行くとみられる図だが、この写真は柴又から①へ行く途中にとったもの。建物と街灯が一致。標識は少し遠くの位置にあるがおおむね一致。

 

■商店街付近

③商店街

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手前のお店が有名な「かなん亭」さん。帝釈天方面の商店街にある③の位置の曲がり角を曲がったところから写真を撮ったもの。文句無しの一致。

④商店街f:id:icgc:20151215044413p:plain

③の商店街方面から駅前の方へ戻り、そのまま真っすぐ駅前親商会を進むとある。外観一致。作中ではおばちゃんだったが、おじいちゃん店主で地元の方と交流なされていた。土日祝休みなので注意!(わざわざ平日休みとっていった)

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勿論カニクリームコロッケもある。おいしい。(店内撮影許可頂きました)

⑤商店街

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甘木のヤンキー友達がたむろしてたところ。④の店の先を少し行くとある⑤の角。自販機はないが、手前の店と標識がおおむね一致?(参考程度でお願いします)

⑥商店街

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甘木がコロッケたべながら振り向いた場所か。こればかりは一致するものが少ないので違うやも……。似た位置が親商会の中にもあるため、参考程度に。⑥の柴又の駅前親商会入り口付近。たこ焼き屋さんが手前にあるのと、街灯などを参考。

 

■コンビニ

⑦コンビニ

第20話「僕たちの延命」より甘木の近所のコンビニ。これが一番の難題だった。結局コレ!と言うのは見つからず、⑦-1(位置)と⑦-2(コンビニ)をあわせて参考にしたのではないかと言うのが個人的結論。(どなたかコレは!ってのを見つけたら報告お願いします。)

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⑦-1は道路標示とコンビニの位置、手前の赤い店の位置関係が近似している。もしここが正解ならば、甘木の家はこの周辺かもしれない笑。

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 コンビニ自体は駅前親商会の100円ローソンが一致。

 まとめ

6話未検証部分:冒頭商店街入り口のアーチ看板図、甘木が飲み物を買っている自販機有する施設。

こうして比較検証してみると、少ハリはロケ地に忠実に描かれていることがよくわかる。実際に探すのは難しいけれど、いざモデルとなった場所が見つかれば「あの場面だ」とすぐにわかった。こうした、足跡に触れやすいのも少ハリの魅力かもしれない。「絶対にありえない」のに、「本当にいるのかも……」と思わせるようなリアルさ。

甘木の住んでいる土地だ、と思うとアドレナリンが出てひたすら歩き回ってしまった。計4時間近くは歩いていたと思う。河川敷付近は割と距離があるのでもし柴又に行かれる場合は、歩きやすい格好をオススメする。最後は帝釈天方面の商店街で甘味を食べてシメ。疲れたけれど、少しだけ彼らの「夢とキラキラ」に近づけた……かもしれない。

*1:(補足:アイドルは)